【TOUO旅台】 台湾をウォーキング-三地門

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2016年12月、僕たちはレンタルバイクに跨り、屏東駅から山の方<三地門>へと向かう。12月の台湾南部の気候は10月から4月まで続く乾季の真っ直中である。日中は半袖で過ごしやすく、夜間は薄手の長袖がちょうど良いくらいの気温だ。それから30分くらい走ると堤防沿いの広い道路<24号線>に出る。この堤防の向こうに大きな河川があり、河川から向こう側の土地が三地門である。携帯の地図アプリに、そう表示されている。%e8%9e%a2%e5%b9%95%e5%bf%ab%e7%85%a7-2016-12-20-%e4%b8%8a%e5%8d%8810-30-44

堤防沿いの道をそのまま走ると、<水門>という所に着く。まだ三地門には渡っていない。ここからは徒歩で行く。勿論、バイクで渡ることもできるのだけど、最近できたらしい<高い橋>を徒歩で渡る。橋は幅1mと半分くらいで、一方通行になっている。こちらからはあちらへ渡ることができるが、あちらからこちらへは渡ってくることができない。
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橋を渡り、三地門に足を踏み入れる。出店が立ち並ぶ。食べ物や工芸品などが売られている。その場で肉が焼かれ、煙と肉の香ばしい匂いがする。搾りたての山葡萄のジュースを買う。色は濃い紫だけど、飲み口はすっきりしていて、乾いた喉にも甘すぎない。僕らは周囲の人の流れに乗り、一緒に歩く。

坂道の途中で、道路脇に人が並んでいる。バスが停まる。定員いっぱいまで人が乗る。バスはくねくね曲がる坂道を通り、バスからは広く続く丘陵が見える。携帯で地図を確認する。このバスはこちらからあちらへと戻っている。24号線は三地門の渓谷を通り抜け、奥の方へとまだまだ続いている。%e8%9e%a2%e5%b9%95%e5%bf%ab%e7%85%a7-2016-12-20-%e4%b8%8a%e5%8d%8810-31-17

三地門の名所の一つは、歩いて渡れる吊り橋だ。その橋を渡るべく、バイクを適当な場所に停めて歩く。縁日のごとく、多数の店が立ち並ぶ。そのうちの一つで山ぶどうジュースを買い、渇いた喉を潤す。橋を渡る準備は、整った。

料金を払って橋を渡ろうと思ったのも束の間、ここに思わぬ落とし穴があった。この吊り橋、実は一方通行となっている。自分たちは出口側に来てしまったため、対岸に行かなければならないことに気付く。

%e8%9e%a2%e5%b9%95%e5%bf%ab%e7%85%a7-2016-12-20-%e4%b8%8a%e5%8d%8810-31-38気を取り直して辺りを見回すと、どうやらバスが出ているようで、人の流れが集中している。郷に入りては、の言葉を信じて向かうと、確かにバス待ちの行列があった。片道2人分、合計40元を払って、バスに乗る。

山道を揺られること間もなく、橋の入口側へ到着する。ここで、入場料として1人50元を支払う。少し歩くと、吊り橋が全貌を現した。

一瞬、言葉を失う。

先ほどまでバイクで通過してきた街並みが、まるでミニチュアのように見える。橋の下では、乾期のために干上がった川を開発すべく、トラック隊が忙しなく往来する。ただただ、そのスケール感に圧倒される。%e8%9e%a2%e5%b9%95%e5%bf%ab%e7%85%a7-2016-12-20-%e4%b8%8a%e5%8d%8810-31-24

興奮する気持ちを抱えて橋を渡り終え、来た道をバイクで戻りながら、異なる世界を見たような感覚に浸る。台北や高雄とは趣を異にする、少しマニアックな台湾の魅力が、そこにはあった。

KAZUHIRO MATSUMOTO
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資料來源:http://wp.me/p7nlM8-6i

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